防災に関する学習会を開催しました

大変遅くなってしまいましたが、10/14に「県民ふれあい会館」で実施した「防災に関する学習会」の内容を報告します。

① 「千代川は警告する」 千代川パトロール員 武部功氏

 県から委託されたパトロール員として、千代川の状況を日常的に監視されている武部さんからの報告です。今年の増水後の千代川の現状を数多くの写真を使って示していただきました。以下、内容を紹介します。

・私都谷の杉林崩落の現状、林道をたくさん付け過ぎるためではないか。昔はワイヤーで木を運び出していたが、今ではコストを下げるため重機で林道を作って運び出す。道を付けるとそこを雨水が一気に流れて崩落が起こる。

・野坂川沿いの田んぼが崩落。

・円通寺の堰堤は、何回付けなおしてもすぐに流される。

・川の水棲昆虫がほとんど見られない。

・ここ三、四年、アユの天然遡上が全くない。一方、太平洋側では今年は例年の10~20倍の遡上があった。

② 「鳥取市の防災行政無線の現状」 当会幹事

・防災行政無線のアナログ→デジタル化。
 鳥取・国府地域は2010年にデジタル化を終えた。他の7旧町村については2022/11月までの予定で現在デジタル化を進めている。旧町村で戸別配布されていたアナログ受信機は廃止となり、新たなデジタル受信機については、希望者に有償で設置するとのこと。(鳥取市では一台4万円のうち行政が3万円、1万円が希望者の負担とされているが、全額無償で受信機を設置している自治体は全国に多数ある。)

・デジタル化後の防災行政無線の内容。
 津波警報、緊急地震速報、大雨特別警報、ミサイル等の攻撃については、政府機関からの指示内容が瞬時かつ自動的に該当地域に放送される。

・デジタル化後の問題点。
 「各地域のスピーカーからの放送が、山や建物に反響して内容が聞き取れない。」
 「大雨の際には、ほとんどの人が戸内に居るので放送が聞き取れない。」
 「発信元が市役所に一元化されると、「クマが出た」等の従来の地域内の情報が流されなくなり行政サービスが低下する。」
 「放送内容が聞き取れなくても、テレビやネットにアクセスすれば内容は判るが、そういうアクセス手段すら持っていない人や、持っていてもその時に利用していない人もいるはず。」
 「避難情報に接することができても、高齢者や障碍者は自力では避難できない。このような人をどう避難させるのか?」  ← おそらくこれが最大の課題!

③ 参加者からの市政への要望

 「運賃の安い「くるりバス」を、中心市街地だけでなく郊外にも走らせてほしい。」
 「各地域の意見や苦情を、徹底的に集めて欲しい。」
 「災害を受けた河川の整備を県や市に求めたい。川の掘削、砂利の除去など。」
 「医療・介護・生活保護の費用は、低所得だと払えない。補助を増やすべきだ。八月から入院時の食事代が上がった。」

2018年12月30日